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シルヴァ・バレト[F試験型]
- 地球連邦軍が接収したドーベン・ウルフを元にアナハイム・エレクトロニクス社が改修した試作機の装備バリエーション。
シルヴァ・バレトは、ネオ・ジオン製の準サイコミュシステムの技術研究に重点を置いたため、ベース機の特徴であった高出力内蔵式武装の一部をオミットしていた。
その結果、大幅な軽量化と各部スラスターへのエネルギー供給効率が向上、高い総合性能を獲得し、技術研究を主としつつも実戦運用を視野に入れた機体として開発が進められることとなった。
そこで本機は同時期に開発が進められていた、地球連邦軍製の大型ファンネルの試験機として、ジェネレーターを内蔵した有線式大型ファンネルが背面に装備され、後のサイコミュ搭載機の開発に大きな貢献をもたらした。
最終稼働実験完了から間もないU.C.0092年、ネオ・ジオン残党軍の母艦を発見した地球連邦軍は、MS部隊と共に本機を実戦投入しそれを壊滅させたといわれている。